デジタルで作成した漫画・イラストなどを、最終的に紙に印刷するときのために、グレースケールで塗った部分をモノクロ2階調のトーンにする方法をまとめました。
フォトショップで漫画のトーンを再現する方法は一通りではありません。
ですがトーン用のブラシやプラグインなどは、フォトショップのバージョンが変われば使えなくなってしまう可能性があります。
今回紹介するのは、フォトショップの機能のみを利用する方法です。
グレースケールで描いた画像
※トーンの網の細かさ(線数)は調整可能です。
■印刷の際に注意しておきたいこと
デジタルでは綺麗なトーンに見えていても、実際印刷するとモアレが発生することがよくあります。
モアレが発生する理由はいくつかあります。
・トーンにアンチエイリアスがかかっている
簡単に言うと、トーンの丸の輪郭がぼやけている状態です。
デジタル上ではそのほうが綺麗に見えるのですが、紙の上ではインクが乗るか乗らないかのどちらかしかありません。
ぼやかしている部分は必ずと言っていいほどモアレになります。
・トーンが綺麗な丸の形でない
これはデジタルでは確認しづらいのですが、綺麗な丸の形ではないトーンだと、格子状のモアレが発生します。
・トーンの並びが均一でない
これもアナログトーンなら当たり前すぎて気にされませんが、デジタルのランダムドットだと印刷したときにひどいモアレになります。
「カラーハーフトーン」フィルターでトーン化した部分は、印刷するとモアレが発生します。
このフィルターは印刷には向きません。
0.漫画作成の前に
主線とトーン化したい塗りの部分は、レイヤーを分けて作成してください。
トーンの細かさを変えたい箇所があれば、そこもレイヤーを分けておいてください。
1.塗りレイヤーを複製する
塗りレイヤーを右クリックし、メニューから「レイヤーを複製」を選びます。
その際、保存先ドキュメントを「新規」にします。
名称は何でもかまいません。
2.複製ドキュメントをモノクロ2階調にする
新規に複製したほうのドキュメントを、モノクロ2階調にします。
イメージ → モード → モノクロ2階調を選んでください。
レイヤーを統合するか聞かれたら「はい」を選択します。
解像度は変更なしで、種類は「ハーフトーンスクリーン」を選びます。
角度は45度、網点形状は「円」にします。
ここで入力する「線数」が、トーンの細かさになります。
印刷することを考えたら、50~80あたりがいいと思います。
(今回はデジタルにUPして終わりなので見易さを考えて30にしてあります)
トーン化した画像ができました。
3.元のドキュメントにコピーする
トーン化したドキュメントの全体を選択して(ショートカット:Ctrl+A)コピー(ショートカット:Ctrl+C)、
元のドキュメントに貼り付け(ショートカット:Ctrl+V)します。
モノクロ2階調にするときに背景も巻き込んで白背景になっているので、
レイヤーを「乗算」にしてできあがりです。
お疲れ様でした。
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